第1回 いのちのサポートセンター設立準備会
「趣旨」
自殺対策として地域に「いのちのサポートセンター」を設立し、住民のいのちを大切にする(自殺予防)活動の一環とする。
「概要」拠点には「いのちのサポーター」が常駐する(少なくとも毎月〇曜日、10時から5時まで)。そこでは自殺対策の0次予防から3次予防までを行う。各活動団体および専門家と連絡を取り合い、相談や講習会、ワークショップおよびチームによる家庭訪問などを企画・調整する
日程 (決定ではないので今後変更があります)
時;平成30年8月4,5日
場所:上野の森クリニック →HP
8月4日:午後5時集合
17時~19時:臨床美術への参加(医療有資格者)
19時:渡邉直樹(メンタルホスピタルかまくら山)
「いのちのサポートセンター」主旨説明
20時:渡邊克雄(上野の森クリニック、鎌倉メンタルクリニック)
いのちのサポートに役立つ森田療法
21時~23時:懇親会(参加者の自己紹介および意見交換)
宿泊は各自でおねがいします。近辺のホテルに泊まるかた、あるいはご自宅に戻る方など
8月5日:午前10時集合
10時~12時:貝磨き(田辺、渡邊他)
12時~13時:昼食
13時~15時:木本幸子(逗子作業所、PSW)
事例提供と支援のありかたを意見交換(どのような支援が考えられるかをPOST-ITを用いて模造紙に図式化する。
15時~17時:田口学(Ripple 主宰、臨床心理士)
傾聴と共感のスキルを身につけることで相談対応ができるようにする。事例によっては適切な専門家(登録済み)に結びつける力を養う。
17時:解散
資料
基本的認識
- 自殺の危険因子
- 個人的な因子(過去の自殺企図、精神疾患、アルコールや薬物の乱用、慢性的な病気、社会的な支援の不足、攻撃的・衝動的な性格、トラウマの経験など)
- 社会文化的因子(支援を求めることへのステイグマ<他者や社会による差別や不利益>)、自殺情報への暴露など)
- 状況的因子(失業や経済的損失、親しい人の喪失、自殺手段の入手、自殺の群発、ストレスの大きな出来事)
- 自殺の保護因子
- 地域づくり
- 個人の生活を守る取り組み
- 自殺予防のサポート
- 全体的予防介入(サポートを受ける障壁を取り除く、自殺の手段に近づきにくくする取り組みを「地域づくり」とする)(こころの健康についての啓発、相談機関の情報を広く知らせる、地域のつながりづくり)
- 選択的予防介入(地域のサポートを強化する取り組みを「地域づくり」や「個人の生活を守る取り組み」として進める
- 個別的予防介入(自殺の危険が迫った個人のサポート、「個人の生活を守る取り組み」として進める。(自殺未遂をした個人や家族への、個別の状況を踏まえた支援)
基本方針
- 自殺の実情を知る
- 調査研究 ②市民の理解の促進
- 自殺防止につながる
- 人材の確保 ②職域、学校、地域等での心の健康の保持に関わる体制整備 ③自殺の発生を回避するための相談体制の ④民間団体の自殺の防止活動への支援
- 自殺防止のために支える
- 自殺防止に向けた早期かつ適切な医療を提供(こころのケアナース)、②項目8(自殺未遂者に対する支援)(こころのケアナース)③自殺者および未遂者の親族等に対する支援
重要な取り組み
- 自殺関連情報を専用ホームページにのせる
- SNSの利用
- 鎌倉市民アンケートの定期的な実施(HP)
- 鎌倉TVの活用
- 学校出前講座(教職員対象の実施、思春期の精神保健含む)、命の授業
- 市職員人材育成(自殺予防の取り組み)
- 傾聴・共感のスキルを研修(企業管理者・医療関係者・市職員・介護職員・教員など)
- ゲートキーパー養成(傾聴・共感のスキルを身に着けた市民・民生・児童委員)
- うつ病対応力向上研修(一般診療科医・コメデイカル)(早期発見・早期治療)
- こころのケアナース養成事業(傾聴・共感のスキルを身に着け、病院待合室にてうつ病者や自殺念慮者を把握するのみならず、医療の様々な問題に答えることのできる看護師や歯科衛生士、ケアマネージャーを養成する)。(市役所の窓口やなんでも相談所に待機し、住民の悩みに応える)
- こころのケアボランテイア養成(こころの相談室に待機し、相談者とこころのケアナースをつなぐ)(ゲートキーパー養成をうけた市民)(市内の様々な相談支援情報を提供する)、外国語OK
- 自殺対策相談支援研修(役所職員や地域の医療機関、相談機関従事者を対象に、自殺対策の基礎知識や相談技術、連携支援に関する研修を実施する)
- 事例検討会(産業保健関係者、相談支援従事者、教職員を対象とした研修)
- 働く人のメンタルヘルス対策(企業や産業保健等を中心に、働く人を取り巻く職場環境やメンタルヘルス対策として、関係機関と連携し研修会を開催する)
- 児童相談所、児童養護施設職員への研修(発達障害や虐待、いじめなどの研修)
- 自殺未遂者支援についての研修(未遂者へのフォローの仕方について学ぶ)(救命センターに配置されるこころのケアナース養成)
- 電話相談(こころのケアボランテイアの養成)(いのちの電話スタッフ養成)
- うつ病家族セミナー(うつ病の家族を対象に、心理教育を行う。認知行動療法も)
- スクールソーシャルワーカーの配置(学校との間に立って、調整や仲介を行う)
- スクールカウンセラーの配置(不登校やいじめの問題など、相談活動を展開)
- 地域産業保健センター(メンタルヘルス構築、精神科医によるこころの健康相談、、長時間労働や高ストレス者に対する医師の面接指導)
㉑ 子供SOS電話相談(子供専用)メール相談、
㉒ 市民相談(市役所及び各区役所に「相談窓口」を設置(ゲートキーパーが対応?)
㉓ 多重債務問題(認定司法書士が相談対応)
㉔ 市民オンブズマン事務局(子供の権利侵害、男女平等に関する相談
㉕ キャリアサポート(就労や転職の相談、心理士によるカウンセリング)
㉖ 介護者への支援(認知症の介護者・家族を対象に)(こころのケアボランテイアの協力)
㉗ 地域のチェック(危険なところ、安心できるひと、隠れた才能の発掘と有効化)
㉘ 市民向け講演会と意識調査(心の健康への関心、相談したいかなど)
㉙ 精神科医療体制の整備(適切な支援)
㉚ D-PAT 体制
㉛ 自死遺族支援(リーフレット配布)(警察による配布)(電話相談)
㉜ 児童・生徒のSOSの出し方教育
第1回鎌倉市自殺対策計画推進委員会
*鎌倉市の自殺の現状・・・市としての統計把握
〇自殺率・・・人口(17万7千人)に比し、高齢化率は30.8%(H.30年度)。65歳以上は27.3%。要介護認定者は8、218人。
ごみ減量対策課・・・声かけふれあい収集。
年齢調整死亡率・・・鎌倉市は男性、92.2、79.7、76.0、81.2
かまくら21男女共同参画プラン・・・精神的不安や育児に対する不安など、女性の精神的な健康問題に対処するための相談窓口の充実に努めます。ストレスや健康問題について、関係機関と連携し、相談体制の推進に努めます。従業員の精神的な健康管理推進のため、メンタルヘルス対策を企業に働きかけるよう努めます。ひとりひとりの命を大切にするまちづくり、こころの健康づくりや相談体制の整備に努めます。ひとりひとりの気づきと見守りをうながすよう、自殺予防の啓発に取り組みます。
鎌倉市空き家等対策協議会
警察の取り組み・・
消防署のとりくみ・・・
鎌倉市に転入した被災者のケア・・・子供たちへの支援金、国際ソロプチミスト鎌倉
リンク先・・・
ウェブに自殺対策計画委員会のHPをつくる・・・広報・広報課
お店紹介・・・こころの相談対応するお店、商工会議所、市民生活部商工課商工担当
税金対策の相談・・・
市民相談・・・人権擁護委員、
こどもと家庭の相談・・・相談員の育成、ひとり親家庭自立支援員、・・・こどもみらい部子ども相談課、
教育・青少年相談・・・専門の相談員、教育センター相談室、「ひだまり」、教育部教育センター相談指導担当、
女性相談(面接・電話)・・・夫婦・家族関係、DV・・・女性相談員、文化人権推進課、
女性のための法律相談・・・弁護士、・・・弁護士による「市民法律講座」暮らしに役立つ
公益通報者保護法・・・共創計画部市民相談課、内部通報窓口、コンプライアンス課
市民活動団体と市による相互提案共同事業・・・先駆性、専門性、柔軟性をもつ市民活動団体と自治体が共同で事業を行う・・・市民サービスの向上や地域の課題解決に、特定非営利活動法人鎌倉市市民活動センター運営会議、NPOと行政職員による協働推進研究会
鎌倉市NPO等と協働事業推進庁内連絡会
市民生活部地域のつながり課地域のつながり担当
地域会議・・・自治会、町内会、地区社会福祉協議会、民生委員、児童委員協議会、PTA,市民活動団体、商店会、企業、病院など
大船地域づくり会議・・・大船地区協議会。準備会、「わが町大船ニュース」HP
いじめ相談・・・メールとダイヤル、教育センター相談室
鎌倉歴史文化交流館、鎌倉生涯学習センター
鎌倉市自殺対策計画推進事業の概要
「目的」自殺対策には自殺の危機に直面しているひとを早期に把握し、治療にのせるというメデイカルモデル(危機介入的取り組み)と、多くの人が他者の気持ちを理解し、支援する力をつけ、それぞれの立場から互いに協働するというコミュニテイモデル(安心できる地域づくりの取り組み)の両面があるが、鎌倉市では地域づくりが活発という実情を踏まえ、住民が悩みをかかえた時に安心して相談できる体制を作っていくことを目的とする。
「対象」
- 自殺を行動に移そうとしている人
- 自殺を考えている人
- 死を理想化している人(自己否定的な若年者など)
- 悩みを相談したいが場がない人(うつ状態、借金ほか生活上の悩み)
- 人との交流の場がない人(引きこもり、独居老人など)
- 人との交流の仕方がわからない人(SOSの出し方教育、発達障害、認知症など)
「チームの構成」
事務所に配置。
チームのイメージ:当面はPSW、Ns,学校教員、社会福祉士など傾聴・共感のスキルを身に着けてもらう。そのために「自殺予防のための集中ワークショップ」を夏休み企画として行う。