うつ病の治療方針について。
当院では、内服薬は軽症のうつ病に対しては、内服薬は必ずしも使用しません。
内服薬の使用は、中等度、及び重症の方に対しお勧めします。
ただし、症状の重い方に対しても内服薬をあくまで使用したくない方はお申し出ください。
認知行動療法や森田療法などで対処いたします。
また、うつ病の場合、薬と同等に休養も治療には大切です。
当院で、診断書を発行し、職場、その他へ提出ください。休養をとる事ができます。
副作用止め(SSRI等)
六君子湯 43 3×
うつ病の内服の基本
飲み始めてから2週間で、効果が出始めます。
2ヶ月で回復します
再発予防のため半年~1年の間は、内服を続けてください。
途中で内服をやめると、効果がわからない事が多く、再発の危険性も高まります。
坑うつ薬の種類
大きく分けて
①SSRI (ジェイゾロフト、パキシル、レクサプロ)
②SNRI (サインバルタ、イフェクサー、トレドミン)
③NaSSA (レメロン、リフレックス)
④三環系
⑤四環系
⑥エビリファイ
に分けられます。
当院では、まず病状に応じて①②③のいずれかを使用し、効果が無い場合①~⑤のどれかに変更します。
基本的には、坑うつ財は、単独投与を基本とし、よほどの事が無い限り、二剤以上の坑うつ剤は同時投与は控えます。当院では、内服薬はあくまで最低量を使用する方針です。
また、患者様と相談し、考えを共有した上で内服薬を決定します。
代表的な副作用は
①吐き気、下痢、性機能障害
②吐き気、頻脈、尿が出kにくい
③眠気、体重増加
④口の渇き、便秘、立ちくらみ
⑤眠気
坑うつ薬の使い分け
●体重増加は、リフレックスが多い、他のSSRI,SNRIは同程度
坑うつ薬の注意点
24歳以上に投与すると、自殺の可能性あり
うつ病(エビリファイはうつ病に保険適応、ただし、坑うつ薬併用時のみ)
不安時 エビリファイ液剤 使用は有効(不安時頓服として)
SSRI と SNRI の使い分け
SSRI 不安に対して効果
SNRI 意欲、興味、喜びを活性化
SNRIはSSRIより、離脱症状が少ない